初 代 長 崎 代 官

村 山 等 安

長崎のカステラは、長崎に来航してきた南蛮船乗組のカステラ王国の人より長崎の人・村山等安が習い、
一五九二年(文禄)豊臣秀吉に献上したことに始まるという。

秀吉は、此の南蛮菓子を大いに慶び等安を初代長崎代官に任命している。
其の後、長崎の人達は「カステラ等安」と呼んでいたが、時代が下ると当時は、普段容易に使用できなかった
白砂糖が充分に用いられていた事より 「長崎カステラ糖庵」とも呼ばれていたという。

ー越中哲也の「長崎菓子面白話」よりー

 

当店は創業当時より続く「手焼きカステラ」の専門店です。

手焼き職人の技『職人手焼き単窯製法』

糖庵のカステラ造りを身につけるには、熟練の職人より手ほどきを受けながら技を継承していきます。

その為一人で焼けるまでには長い期間を要します。

厳選されたこだわりの素材を、糖庵独自の配合で混ぜ合わせます。生地を流し込んだ時のへらを使う「泡きり」が焼きあがりの善し悪しを左右します。手焼きにこだわりをもつ糖庵の職人は、一つの窯をひとりの職人が焼き上げまで責任を持ち、焼き上がりの瞬間まで窯の前を離れません。その日の気温や湿度に応じて火加減を調節し、窯の中のカステラに全神経を集中しながら焼いていきます。焼き上げ後は一晩じっくり寝かせることで、よりしっとりとした長崎カステラ特有の食感が生まれます。

職人技により丁寧に焼き上げた糖庵のカステラを本場長崎より自信を持ってお届します。

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